ピラティスとは?|インナーマッスルを鍛えて後ろ姿も美しい私へ

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ピラティスとは?|ヨガとの違いや効果を解説!

習い事として20代~30代の女性を中心に人気を集めている「ピラティス」。モデルさんや女優さんの中にも、ピラティスに通っていることを公言している人も多く、ピラティスに関心をもっている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、『そもそもピラティスとは?」という部分から、気になるピラティスの効果、さらにはピラティス初心者の方が勘違いしがちな注意点まで解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ピラティスとは?

ピラティスとは、インナーマッスルの強化に効果的なエクササイズです。息があがるほど激しく動いて鍛えるというよりは、身体の奥深くの筋肉に効かせるように呼吸を意識しながらじっくりと動きます。

インナーマッスルとは、その名の通り身体の中心部深くにある筋肉を指し、正しい姿勢を保つために必要となる筋肉です。正しい姿勢を保つということはすなわち、身体のバランスを維持し各関節に過度に負担がかかることを避けるのに役に立ちます。

また、ピラティスではインナーマッスルを鍛えつつ身体の柔軟性も高めることができるため、しなやかで女性らしい動きもサポートしてくれます。

もともと、ピラティスという名前は、ピラティスの創始者であるジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏の名前に基づくものであり、幼いころから病弱だったピラティス氏が自分自身の体力を高めるために作り上げたのがピラティスといわれています。

やがてこのピラティスは第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリにも用いられるようになったといわれており、このことからもピラティスのゆったりとした動きや効果が想像しやすくなったでしょうか。

ピラティスの種類

ピラティスには大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。

マットピラティス

マットピラティスとは、マットを使用しておこなうピラティスのことです。器具を使用しないので、自分の体重で負荷をかけながらエクササイズをおこないます。マット1つあればできるので、自宅でも挑戦することができ、『まだピラティス教室に通うほど興味があるわけではないかな…』というときでも気軽に始めることができるでしょう。

マシンピラティス

マシンピラティスは、専用のマシンを使っておこなうピラティスのことです。マシンには紐や滑車、バーなどがついており、それらを活用することで、自分の体重だけでおこなうマットピラティスよりも、より幅広い動きができるようになります。

また、マシンが自分自身の動きをサポートしてくれるため、ピラティス初心者の方や身体が固い方がピラティスを始めるときにはおすすめです。

マシンピラティスでは主に4種類のマシンを利用します。よく使われるマシンは「リフォーマー」「ラダーバレル」「キャディラック」「チェア」であり、それぞれ使い方が異なります。

ひとつのマシンだけでも十分に効果を得られますが、いくつかのマシンを組み合わせることで、より多くの部位にピラティスの効果を効かせることができます。

ピラティスとヨガの違い

ピラティスと同様に女性に人気のエクササイズに「ヨガ」があります。ピラティスとヨガは似ているものだと考えられがちですが、実はピラティスとヨガには明確な違いがあります。

まず、ピラティスはこれまでにもご説明してきたように、リハビリや体力づくりのために活用されてきた「エクササイズ」です。しかし、ヨガの場合は基本的には「瞑想」が根底にあります。そのため、ゆったりと身体を動かしたり同じポーズを維持したりして、心の平穏を保つことを目的としたものです。

さらに、ピラティスとヨガは”呼吸法”にも違いがあります。ピラティスでは「胸式呼吸」が推奨されており、胸を大きく膨らませることを意識して呼吸します。

胸式呼吸をおこなうと交感神経が優位になり、脳や身体全体が活性化されます。その結果、心身ともにスッキリとした状態になることができ、より集中してピラティスをおこなうことができます。

反対に、ヨガでは「腹式呼吸」が適していると言われています。ヨガでは呼吸法が指定されているわけではありませんが、副交感神経を優位にさせる腹式呼吸を取り入れることで、よりゆったりとした気持ちで身体を動かすことが可能になります。

ピラティスの効果

ピラティスの基本を理解したところで、続いては気になるピラティスの効果をチェックしていきましょう。

姿勢の改善

ピラティスで得られる主な効果の1つめは、姿勢の改善です。ピラティスでは骨盤や背骨、肩甲骨や股関節など、細かい体の部位を意識した動きを取り入れているため、普段意識して使っていない筋肉を意識的に動かすことができます。

筋肉をひとつずつ強化していくことで背骨や身体全体のゆがみが整うため、美しい姿勢をキープすることが可能になります。

ストレスの軽減

ピラティスで得られる主な効果の2つめは、ストレスの軽減です。ピラティスでは呼吸を意識して身体を動かすため、正しく深く呼吸することで脳内に酸素がしっかりと行きわたり、ストレスの解消につなげることができます。
呼吸を意識し、またひとつひとつの動きにも集中して取り組むうちに、普段のストレスや悩みから解放されると感じる人も多いようです。

柔軟性の向上

ピラティスで得られる主な効果の3つめは、柔軟性の向上です。ピラティスでは、全身の筋肉それぞれにゆっくりとアプローチしていくため、普段使っていない筋肉を活発に動かすことができます。その結果、身体全体の柔軟性を高めることにつながります。

ピラティスを始める前に要チェック!

最後に、ピラティスを始める前に理解しておいてもらいたい注意事項を2つ紹介します。せっかくピラティスを始めたのに思ったような効果が出ない…と落ち込んでしまう前に、勘違いしてしまいがちな注意点をチェックしておきましょう。

すぐに効果が出るとは限らない

ピラティスは、じっくりと時間をかけて効果を高めていく運動です。そのため、数回ピラティスをおこなっただけではほとんどの場合で効果を実感できません。

一般的にピラティスを始めた効果を感じるのはピラティスを始めて3~5か月目といわれています。あくまでも週に何回、何時間くらいかけてピラティスをおこなうかによって変動しますが、週に1回程度のレッスンであれば、だいたい3か月ほどは効果を実感するまでに時間がかかります。

なかなか効果が出ないと投げ出してしまいたくなるかもしれませんが、美ボディを手に入れるためには忍耐強く続ける意思も大切です。自分だけではサボってしまいそう…という場合は、ぜひ友人と一緒にレッスンを受けるとよいかもしれませんね。

筋肉をつける運動ではない

ピラティスは、先述したようにもともとはリハビリの一環だったもの。つまり、筋肉をつけるというよりは、もともとある筋肉をほぐし、その筋肉を使いやすくするのが目的です。

もちろん、ピラティスをすることで筋肉が多少なりとも身につくことはありますが『筋肉を大きくしたい、増やしたい』という目標がある場合は、ピラティスは適しているとは言い難いです。

運動不足を解消したい、姿勢を整えたい、というニーズを満たすのがピラティスです。

インナーマッスルを鍛えて後ろ姿も美しい自分になろう

インナーマッスルを鍛えることで、姿勢が整い、360度どこから見られても美しい自分を保つことができます。オフィスや飲食店など、ふとした瞬間の姿勢は意外と見られているものです。猫背になってパソコンに向き合っている姿よりは、シャンと伸びた姿勢で仕事をしている姿のほうが断然美しいですよね。
ピラティスで後ろ姿も美しい自分を目指してみませんか?

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